暑さが少し和らいで秋の訪れを感じます。今年の夏は梅雨入りが異常に早かったり、秋雨前線の停滞によって8月に長雨が続きました。農場は作業の遅れや病虫害の影響を受けるなど、難しい年になりました。それでも実りの秋に向けて野菜や果物、お米などがたくましく育っており、植物の生命力には驚いています。
さて、そのやま農園直営店の森のかぞく名山レトロフト店、姶良店の10月からの営業についてのお知らせです。
10月6日より名山店は久しぶりにランチを再開します。まん延防止の1ヶ月ほどはお弁当中心で営業をしてきましたが、食事が提供できる環境になったため、再開を心待ちにして下さるお客様のご期待に応えたいと張り切って準備を進めています。
また姶良店については、10月以降も引き続きランチは休業し、お弁当や惣菜、有機野菜等の販売を中心とした営業とさせていただきます。鹿児島市内の4ヶ所でのお弁当販売をさらに充実させて、新たに姶良市内のくすくす館でも販売をスタートします。名山店がランチ営業に集中するため、今後は名山店で販売するお弁当を姶良店でまとめて作ることになりました。
姶良店は10月15日でオープンから2年となりますが、コロナウイルス拡大を受けて、昨年7月の店内客席の改装によるショップ売り場への転換。同じく昨年9月にはお隣のアイライクホテルでのランチ再開、鹿児島市内でのお弁当販売スタートと、刻々と変わる環境にできる限りの営業努力をしてきました。
しかしながら、たくさんの野菜にかかる仕込み時間の長時間化や、早朝からの弁当づくりとランチの提供を両立させるための人員配分の解決は簡単でなく、弊社で進めている働き方改革とのバランスも取りにくくなったことから、名山店はランチの提供、姶良店は弁当・惣菜の製造販売という役割分担をするという決断に至りました。
店舗の内情を含めた判断となり恐縮ですが、経営理念にもある「人々の健康とここで働くスタッフ自身と家族の健康」を願い、追及し続けるため、多くのお客様に喜んでいただいている商品やサービスに磨きをかけることに専念していきます。
なお、各店舗で運営するショップではこれまでと変わらず季節の有機野菜や調味料、加工品など、地域の皆様の生活に密着した商品を取り揃えていきます。引き続き、そのやま農園と森のかぞくを宜しくお願い致します。
農業生産法人そのやま農園株式会社 代表取締役 園山 宗光